ホドロフスキーの虹泥棒(レインボウ・シーフ)

ストーリー

ルドルフ(クリストファー・リー)は飼い犬のダルメシアンにしか興味がない風変わりな大富豪。ある夜、親族を招いて-その親族たちはルドルフの死をみこして遺産を虎視眈々と狙っている-晩餐会を開いたが、その晩餐メニューとは飼い犬にはキャビア、人間にはただの骨というものだった。招かれた親族たちはその扱いに怒り狂う。 そうこうしている内にルドルフの常連の売春婦達-レインボウ・ガールと呼ばれる虹色のドレスに身を包んだグラマーな美女達-が到着する。招待客を差し置いてどんちゃん騒ぎをするルドルフだったが、その場で心臓発作になり昏睡状態に陥ってしまう。

親族たちは弁護士のもとに集まり、遺言はどうなっているのかと言い争うが、ルドルフは昏睡状態にあるもののまだ生きているためなすすべがなく、同じく風変わりな甥のメレアーグラ(ピーター・オトゥール)に全ての遺産が渡ってしまうのではないかと気が気では無かった。メレアーグラは遅れてその場に着くも、親族たちのやり取りを裏で聞いてしまい、愛犬クロノスと共にその場を静かに去ってしまう。

5年後――、メレアーグラはコソ泥のディマ(オマー・シャリーフ)と地下下水道で暮らしていた。愛犬のクロノスは既に死んでしまっている。二人はメレアーグラの叔父ルドルフの死と相続できるであろう遺産を待ちわびて日々を暮らしていた・・・。